市内小学5、6年生を対象に職場体験事業を実施し、延べ86人の児童が参加。同事業は、「水戸を担う次世代育成委員会」が子どもたちの職業選択の視野を広げ、地元への就業意欲向上を図ることを目的に企画したものです。2022年は商工会議所会員のうちサービス業や製造業など9社の協力の下、「メディア探検隊」「販売探検隊」「食品販売探検隊」「のりもの探検隊」「ものづくり探検隊」「福祉探検隊」の6コースを設けました。参加児童は、事前に希望するコースを選択し、企業へ訪問しました。参加者アンケートをとり、それぞれに修了証を交付しました。
<事業概要>
日 程/7/21(木)・25(月)・26(火)・27(水)・28(木)
8/5(金)・17(水)・19(金)・24(水)
申込人数/224名
参加決定数/100名
参加者数/86名
協力企業/9社
参加料/500円(保険料含む)
チラシ配布先/水戸市内小学校36校
主 催/水戸商工会議所 水戸を担う次世代育成委員会
後 援/水戸市教育委員会
日 程/7/21(木)・25(月)・26(火)・27(水)・28(木)・8/5(金)・17(水)・19(金)・24(水)
申込人数/224名
参加決定数/100名
参加者数/86名
協力企業/9社
参加料/500円(保険料含む)
チラシ配布先/水戸市内小学校36校
主 催/水戸商工会議所 水戸を担う次世代育成委員会
後 援/水戸市教育委員会
2022協力企業一覧(9社・順不同)
株式会社茨城放送
亀印製菓株式会社
株式会社水戸京成百貨店
水戸ヤクルト販売株式会社
株式会社ブックエース川又書店県庁店
茨城日産自動車株式会社
東日本旅客鉄道株式会社水戸支社
株式会社関川畳商店水戸店
学校法人八文字学園水戸看護福祉専門学校
「メディア探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
「メディア探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
茨城放送
〈日 時〉7月21日(木)9:30~12:00
〈参加者〉7人
〈内 容〉ラジオスタジオ見学、防災放送体験、レコード鑑賞他
●事業報告
①入社式を行い、茨城放送の担当者から会社の成り立ちやラジオ局のお仕事内容について説明を受けた。
②資料室に移動し、レコードやCDの棚を見学し、実際に「ドラえもん」のレコード鑑賞を行った。レコードを初めて見た子どもたちも多く、「昔はレコードをセットする必要があって今より音楽を聞くのも大変だったのだなと思った」との感想が多く上がった。
③参加者に事前に宿題として「私の防災対策」の文章作成を依頼した。自分で作成した原稿をもとに「地域のぼーさいさん!」の収録を行ったのち、クイズ形式で災害時の正しい行動について学んだ。
④茨城放送の担当者から東日本大震災発生時の実際のラジオ放送を聞かせてもらい、「緊急時は、わかりやすい言葉でゆっくり伝えることが大切」というアナウンス技術と災害時におけるラジオ局の役割について勉強した。
⑤用意していただいた大雨特別警報の原稿をもとに、1人2回ずつ放送体験を行った。
「販売探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
「販売探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
京成百貨店
〈日 時〉7月26日(金)10:00~12:00
〈参加者〉11人
〈内 容〉お客様のお出迎えやご案内、商品整理、商品包装、他
●事業報告
①小室取締役から、直接参加者へひとりひとり辞令の交付をいただき、入社式を開催した。
②担当者から百貨店の役割など注意事項の説明をうけ、開店お出迎えのあいさつを練習し、開店に際し、入り口のエントランスにてお客様を迎える実践をした。
③当日、担当する4グループを発表。各担当者に導かれ担当売り場へ移動した。移動の際は、職員専用のルートから社員マナーやルールのレクチャーをうけ、学びながらバックヤード等を見学し、持ち場へ移動した。
④インフォメーション、ハンカチ売り場、ラルフローレン、タオル売り場の4か所で接客、商品整理、店内放送を体験。店内放送は、各グループから代表1名が行い、上手なアナウンスを店内に響かせた。
⑤商品の包装(キャラメル包み)をひとりひとり行い、ラッピング術を学んだ。プレゼントシールを貼り、完成品はお土産に持ち帰った。
ブックエース:川又書店県庁店
〈日 時〉 7月28日(木)9:00~11:40
〈参加者〉13人
〈内 容〉雑誌の付録つけ・ゴムかけ、コミックビニールかけ、POP作成体験、他
●事業報告
①児童書店舗横にてオリエンテーションを行ったあと、参加者ひとりずつ自己紹介を行い、自分の好きな本のことなどを紹介した。
②スライドを見ながら、ブックエースの会社や店舗について説明を受け、本屋さんのお仕事などについて学ぶことができた。
③佐々木店長の案内のもと、本にまつわるクイズを行いながら店舗見学をした。
④3チームに分かれ、ローテーションで雑誌の付録つけ、雑誌のゴムかけ、コミックビニールかけなど書店のお仕事を実際に体験した。どの作業も丁寧にスピーディに行っていた。
⑤ひとり1冊好きな本をお店の棚から選び、POP作成を行った。色鉛筆や色ペンをたくさん使い、紹介する本の見どころや登場人物の絵などをカラフルにまとめていた。
⑥ブックエースさんが店内に設置してくださった「みとっ子お仕事探検隊のおすすめ書籍」の特設コーナーに。
⑦修了証の交付を行い、お土産をいただいて終了した。
「食品販売探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
「食品販売探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
亀印製菓
〈日 時〉7月25日(月)9:20~11:30
〈参加者〉12人
〈内 容〉お菓子博物館内見学、お菓子作り体験、商品包装体験、他
●事業報告
①店舗にて開会のあいさつを行い、「お菓子博物館」に移動。嘉永5年に梅干を製造する漬物商として創業した亀印製菓の成り立ちやお菓子の歴史、世界のお菓子について学んだ。
②「お菓子博物館」の2階から、「水戸の梅」の製造風景を見学した。
③店舗にて、「ふわふわクリーミー生どらやき」のお菓子作り体験を行った。亀印製菓の担当者からレクチャーを受け、どらやきの生地で生クリームをサンドする作業に挑戦した。作業のなかでも、「生クリームをぴったり40gに合わせることが、難しかったが、とても楽しかった」と笑顔で出来上がりを喜び、1人2つずつ作成したどらやきをお土産に持ち帰った。
④お菓子の箱を包装紙で包む体験を行った。きれいに包むコツを教えてもらい、上手に包むことができていた。
⑤最後に藤田委員長から、あいさつを頂き、修了証を交付して終了した。
水戸ヤクルト販売
〈日 時〉 7月27日(水)10:00~12:30
〈参加者〉10人
〈内 容〉社内見学、おなか元気体操、自動販売機体験、他
●事業報告
①内藤社長から冒頭にご挨拶をいただいた。ヤクルトの誕生や生みの親について、ヤクルトが全世界に進出している現状などの説明をいただき、子どもたちも「ヤクルトの歴史、会社のしくみを知ることができてよかった」「ヤクルトが世界の国のいろいろなところで愛されていること、みんなの健康についてよく考えていると思った」などの感想が上がった。
②全員の集合写真を「ヤクルト」の掛け声のもと、笑顔で撮影した。
③担当者から会社概要を伺い、水戸ヤクルトの紹介動画を鑑賞した。健康に役立つ内容で、次回は、ヤクルト製造工場見学に是非行ってみたいと高い関心をもった参加者の意見も多くみられた。
④おなか元気教室では、乳酸菌の働きや早寝早起きの大切さ、小腸と大腸の仕組みと排便について、模型やイラストなどを使い説明をうけた。分かり易く楽しい学習が出来た。
⑤自動販売機体験では、自動販売機の仕組みや商品の投入の仕方について、ひとりひとり学んだ。
「のりもの探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
「のりもの探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
JR東日本水戸支社
〈日 時〉8月17日(水)13:00~15:30
〈参加者〉19人
〈内 容〉水戸駅:放送体験・事務室見学 水戸運輸区:乗務員のお仕事紹介・車掌体験
●事業報告
①1班(A)5人・1班(B)5人は、水戸駅集合。2班(A)4人・2班(B)5人は、運輸区施設集合とし、19人の参加者が2つのグループに別れ、体験をスタートした。
②水戸駅では、事務室を見学後、出改札で業務内容の説明をうけ、切符の発券業務の体験。ホームに降り、輸送室内にある運行ダイヤの心臓部ともいわれる管理システムを見学後、落とし物の拾い方などを学んだ。
③放送体験では、実際の運行ダイヤを1人ずつアナウンスし、貴重な経験となった。
④運輸区では、JRの仕事内容を紹介するビデオを鑑賞した。スタンパーを使い、切符にスタンプを押印する作業も行った。車掌さんの秘密のバッグの中身もみせていただいた。昔は、バッグの中に沢山の荷物をいれていたが、今は、すべての情報が集約された、重要だということを学んだ。タブレット1台をバックに入れ軽量化されていることを学んだ。
⑤シミュレーターを使い、水戸駅発~勝田駅着の車掌体験をひとりずつ行った。指差し確認の大切さ、人の目視の大切さを学んだ。
⑥寝坊したら電車が動かなくなってしまうので、JR職員用就寝ベッドは起床装置がついており、1人ずつ実際に寝ころび、自動で起き上がることを体験し、驚いていた。
茨城日産自動車
事業中止
〈日 時〉8月5日(金)13:00~15:30
〈参加予定者〉8人
〈内 容〉試乗体験、ショールーム体験(ご案内と飲み物の提供)、工場見学、他
●事業報告
新型コロナウイルス感染拡大の時期と重なり、事業所や参加者にも罹患者が発生したことから、開催を中止とした。参加予定だった8名には、茨城日産自動車からパンフレットなどの事業概要資料やノベリティーが贈られた。
「ものづくり探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
「ものづくり探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
関川畳商店 水戸支店
〈日 時〉8月19日(金)9:00~11:30
〈参加者〉5人
〈内 容〉畳やい草について(座学)、工場見学、ミニ畳作成、他
●事業報告
①畳の歴史や畳の活用の変化について、担当者からパワーポイントで説明を受けた。
②工場で、畳ができるまでの工程を見学、担当者から説明をうけた。
③手縫いで畳に針を通す体験をひとりひとり行った。畳の縁が固いため、針が通らず苦戦していた。
④ミニ畳作成体験は、自分で好きな柄の縁を選び、作成にとりかかった。古風な柄を選ぶ小学生が多くシックな仕上がりをみせた。全員で集合写真を撮影した。
⑤男子は畳の縁を使ったマグネット、女子は畳の縁を使った髪飾りの作成を行った。
⑥畳の感触を味わう畳歩き比べを行った。畳をステージにみたて、民謡日本一になった小泉君(寿小5年)に1曲披露していただいた。
「看護探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
「看護探検隊」コース
みとっ子お仕事探検隊2022
水戸看護福祉専門学校
〈日 時〉8月24日(水)10:00~11:30
〈参加者〉9人
〈内 容〉問診、手洗いの仕方、聴診器を使って体の音を聞く、絵本読み聞かせ、他
●事業報告
①ガイダンスでは、看護の仕事内容について、先生からお話をきいた。
②看護に一番大切な正しい手洗いの仕方について、先生から指導をうけ、時間をかけて実践した。また、コロナ禍の今、特に必要とされている手指消毒の「すりこみ式消毒方法」も学んだ。
③2つのグループに分かれグループ演習を行った。
④1班は、聴診器を使って体の音を聞き、となりのお友達とペアを組み、交互に患者役と看護師役となり問診体験を行った。また、肺や心臓などの心肺機能を聴診器で音を体感する体験をした。
⑤2班は、赤ちゃんの人形を使い、乳児の抱き方や特徴について学び、人形には、名前をつけた。「あおい君」「はると君」「まこちゃん」「あんちゃん」など子どもたちが自分で名前をつけ、絵本の読み聞かせを感情を込めて行った。
⑥修了証書を交付後、全員で集合写真をとった。参加者からは、「看護師の仕事について楽しくわかりやすく学ぶことができた」、「看護師の仕事をもっと勉強して、看護師になりたい」との感想があった。